お疲れ様です。
お久しぶりです。
書く書く言ってたオフレポとかも書けなくてすいません。書けませんでした。申し訳ないです。
本記事は、SVレギュFの構築紹介になります。
結果は出せませんでしたが、ようやく自分の解釈やコンセプトに沿って構築が組めたので、考えの整理として記事に残そうと思います。
注意:本記事は9世代ポケモンのゲーム性について独自の解釈を多分に含んでいます。合理性を欠く部分が散見されると思いますが「何言ってんだこいつ」と思っていただければと思います。ご指摘いただけると嬉しいです。優しくご指摘いただけるともっと嬉しいです。
〜以下、常態〜
自分なりのSVレギュFの解釈
自分で構築が組めない!どうしよう。
自分がポケモン対戦に触れてからの歴史を辿ってみた。
ポケモン対戦を知り、構築記事などを読み漁っていた頃(実際にプレイはしていなかった、いわばエアプ時代、界隈にとって最も忌まれるべき存在、またそのさま)に読んでいた6~7世代のブログから
『決定力・クッション・崩し』byくーるじー様
を思い出す。
※本記事はくーるじーさんのブログ記事を参照しています。許可をとっていないのでブログのリンクは掲載しません。興味のある方はぜひXで検索してみて下さい。くーるじーさんのアカウントからブログに飛べます。
自分はつえーやつではないし身長も16n-1ではないが、これを自分なりに解釈して9世代に落とし込んでみようと思った。
ざっとまとめると、
①「決定力、クッション、崩し」要素の三竦み
・メガ進化ポケモンをはじめとした試合を決定づけるほど強大な数値を持った「決定力枠」に対して耐久、耐性のある「クッション枠」を繰り出して対応する
クッション>決定力
・遂行速度が遅く相手に与える負担が小さい「クッション枠」は、「崩し枠」に役割破壊をされる
崩し>クッション
・「崩し枠」は「決定力枠」にさらに遂行速度やキャラパワーで不利をとる
決定力>崩し
クッション>決定力>崩し>クッション
という三竦み
②完成された構築は決定力・クッション・崩しの要素のうち1体で複数の要素を持つことができる「やれることが多いポケモン=スペックが高く強いポケモン」で3体の並びが組まれていることが多い
例:バシャナットサンダー、ガルクレセドラン等
ここまでで、「クッション枠」のバリエーションに注目
…「クッション枠」は主にメガ進化ポケモンの「決定力枠」に対抗するための存在である。そのため、必然的に「クッション枠」は特定の耐性が想定されていることが多いはず。(例:「ゴツメ枠」という存在は採用段階で明確にメガガルーラに対して繰り出すことを想定している)
↓
・「クッション枠」のキャラプールとその対応範囲は限られる→これは「決定力枠」のキャラプールが狭い(メガ枠は限られている)から成立していた?
・「強いクッション枠は同時に崩し枠も担うことができる」→毒毒が広範に配られていたから崩し性能を持たせやすかった?
これらを俺なりの解釈で9世代に落とし込んでみる
・火力のインフレ
・テラスタル耐性変化による一貫切りの難しさ
・毒毒の没収
などの要素から、「クッション枠」を採用しての立ち回りが窮屈、あるいはクッション性能を持たせるだけで他の要素を持たせづらい(=型として弱くなる)のではないかと感じた。
すなわち、
⑴「クッション枠」を構築で採用するのは弱い…は言い過ぎにすぎにしろ、少なくとも現状の自分には難しい
→「決定力枠」でゴリ押す方が強いのではないか
⑵「クッション枠」は環境の「決定力枠」に対して広く対応することが難しい、なおかつ存在の定義上「崩し枠」に弱い
→「崩し枠」を優先的に採用すれば、「クッション枠」を採用している相手の構築に一方的に有利をとりにいけるのではないか
と思い構築を考えた。
具体的には、
・「決定力枠」のパワーを極力落とさずに崩し要素を加えた個体を採用する
・「クッション枠」を採用せず、相手の「決定力枠」と殴り合う形になる(ミラーの多発)ため、ある程度の行動保証と打ち合い性能を確保した個体を採用する
・相手の「クッション枠」に対し「崩し枠」を採用する
構築経緯
①「崩せる決定力枠」
環境における「決定枠」になりそうなポケモンのなかで、なるべくそのキャラパワーを下げずに崩しまで行える存在を考える。
・変に自我を出すと却ってパワーを下げる可能性があるので、ある程度メジャーな型の方がいい
・単体で行動保証や広い技範囲を持ち、運用に「クッション枠」を必要としない→こだわり道具を極力採用しない
・能動的に発動する強い持ち物を持てる
結果、
「零度パオジアン@襷」
「スケショアンコカイリュー@ダイス」
を「崩せる決定力枠」として採用
②「打ち合える決定力枠」
構築のコンセプト上、明確な耐久ポケモンを採用せず、相手の構築の「決定力枠」と殴り合うことになるので、環境上位の中でもミラーの打ち合い性能がある程度担保されたものを考える。
・耐久を上げる道具で行動保証を持たせる
・その分足りない火力は一致テラスでカバーする
結果、
「水テラス連撃ウーラオス@オボン」
「ノーマルテラス暁ガチグマ@チョッキ」
を「打ち合える決定力枠」として採用
③崩し枠の採用
採用した「決定力枠」たちに環境が用意しているであろう「クッション枠」
に対して有利をとれる枠を考える。
結果、
「剣舞水オーガポン」(対ランドアシレブリ)
「挑発マジフレハバタクカミ@ブエナ」(対ハッサム)
を「崩し枠」として採用
コンセプト
・採用個体の決定力を維持しながら、同時に崩し性能を持たせて強引に「クッション枠」を突破する
・相手の決定力を持っているポケモンに対して「クッション枠」を採用せず、ミラーでの打ち合い性能を高めることで対応する
・特定の「クッション枠」に対して「崩し枠」を用意する
個体解説
結果を出していないので簡単に
パオジアン@襷 テラス霊
実数値 155-172-101-×-85-205
努力値 0-252-4-×-0-+252
最速
技構成
氷柱 不意打ち 聖剣 零度
基本性能据え置きで強引な突破手段として零度
はじめて零度パオピックした。俺は弱いので零度当てないと勝てない選出もしちゃってたし、2回以上零度を押せて押した方が数的有利とれると思ったら試合の早い段階でもためらいなく押してた。それで負けたり勝ったりした。起点回避にはなったので当初のコンセプトである「崩しのできる決定力枠」ではあったと思う。
大体初手。ステロ撒かれなかったらラス1でも出した。
実数値 167-204-115-×-120-132
努力値 4-+252-0-×-0-252
A特化準速
技構成
スケショ 地震 竜舞 アンコ
スケショの火力、技範囲確保のための地震、崩しのアンコ、フェアリーやブリジュラスの前でSを上げるための竜舞
真空波や地面技からくり出してアンコせずに竜舞してた。
初手に出せそうだけど出さなかった。
連撃ウーラオス@オボン テラス水
実数値 201-200-120-×-80-124
努力値 204-+252-0-×-0-52
技構成 水流連打 ドレパン アクジェ 剣舞
※さざなみオフで優勝したくろなまさんの調整を丸パクリしました
裏から出てくるこの手のラオスにはほとんど上から動けてた。強い人の強い調整は強い。負けたときは全部俺のプレミ。
初手には出さない。
暁ガチグマ@チョッキ テラス無
実数値 203-×-144-187-111-78
努力値 116-×-28-+116-204-44
控えめ
技構成
ブラム ハイボ 大地 真空波
※momoさんのS14の調整を丸パクリしました
マジのガチのマジでガチグマミラー負けなかった。
こいつは決定力も崩し性能もクッション性能も持ってると思う。
どこでも出せる。雑に使っていいと判断したときは初手。
オーガポン@井戸の仮面 テラス水
実数値 187-+176-108-×-117-139
努力値 252-+156-28-×-4-68
意地
S...準速ブリ抜き
A…11n
H252、余りBとD
技構成
ツタ棍 ウドホ 馬鹿力 剣舞
ランドアシレブリみたいなクッションのいる並びに投げる崩し枠として採用。ツタ混切ってウドホやどみがアンコみたいなのとか考えてたけど上手くいかなかった。スカーフランド多くて崩せなくて腐った。
出しどころ迷走して沼った。
ハバタクカミ@ブエナ テラス電気
実数値 155-×-106-156-156-179
努力値 196-×-244-4-4-+60
技構成 ムンフォ マジフレ 10万 挑発
臆病
最速110族抜き
HB…火力upアイテムを持っていないハッサムのバレパンを耐える
※@コさんのS12の調整を丸パクリしました(原案はテラスが炎)
ハッサムを焼いたり、ミラーで打ち合うためのマジフレ、アロキュウの壁やステロなどの展開を阻止したりするための挑発、メインウェポンのムンフォ。電磁波に対抗するための電気テラス。
最終日の早朝に10万をピックした。削れた飛行テラバカイリューや水テラスを切った水ラオスへの打点。
初手に出すことを想定してたけど結局大体2番手に出してた。サフゴ入りには最後まで温存してたりした。
結果
最高レート 1808
最終レート 1795
一応SVでの自己ベスト更新
最終日の勝率50.8%とかなので全然勝ててない。要するに弱い構築。
「決定力枠」については環境の流行に左右されないキャラパワーを維持できたように思うが、「崩し枠」の刺さりが結局のところトレンドに依存するので運用が難しかった。
やっぱり「クッション枠」は考慮しないとダメっぽい。
あとシンプルにプレミが多かった。要するに日々鍛錬。
あとがき
~以下、敬体~
全然勝てませんでしたが、SVどころか全世代通して初めて、ようやく自分なりの解釈とコンセプトで構築を組んで最終日に潜れたので良かったと思っています。
型はほぼオフで会ったり試合を見たりして「強い」と思ってリスペクトさせていただいている人のものを丸パクりしました。オフ、行き得です。
重ねてになりますが、本記事は自分なりの9世代の解釈が多分に含まれており、合理性を欠く部分が多いはずです。(そのための“俺の”)今後、考えをアップデートしていきたいです。
転職を決めていくらか時間が捻出できそうなので日々鍛錬を積んでいきます。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
なにかあれば→X:@hakidamepoke