【剣盾シングルs6→7使用構築】 ドラパエルフミミ呪いリレー→呪い積みサイクル
お疲れさまです。
s6,7を通して、同じようなコンセプトをとったパーティを使っていたのでまとめて記事にあげることにしました。前半はs6、後半はs7の使用構築となっておりますのでご注意下さい。
そのコンセプトとは「呪い×エルフーン」のシナジーによる詰ませ性能を利用することで、
すなわち
「呪い持ちの面子で場を荒らし、呪いで退場したあと死にだしエルフーンで身代わりするだけで勝つ」というものです。
具体的にいうと
・ドラパルトで初手ダイマックスして1体以上倒す→出てきた相手のエースに呪いを打って自主退場
・その後ミミッキュで削り1体倒した後、ラス1に呪いを打って自主退場
・エルフーンで身代わり連打
といういわゆる「呪いリレー」と呼ばれる展開を主軸に置いた構築です。
やることが明確なうえ読みを通す場面が少ない分、他の構築よりもイージーウィンをつかみ取りやすいコンセプトだと思ったのと、前シーズンで課題として挙げた「エルフーンを基本選出におく」ことができる構築だと思ったので採用しました。
s6はドラパミミッキュエルフーンを主軸とした「純正呪いリレー」構築を、s7はそれを発展させた「呪いリレー込み積みサイクル」構築となっております。
s6→s7と構築の変遷を込みで見ていただけると幸いです。文量が多くなるため、個体解説はなるべく簡単にまとめるようにしてます。
以下、常体
【s6使用構築】純正呪いリレー
①ドラパルト@いのちのたま クリアボディ
実数値 189-184-99-×ー96-169(いじっぱり)
・初手ダイマックスをするドラパルトとして一番有名な型を使用した。ドラパルトのダイマックス攻撃を耐える耐久振りと、ドラパルトを落とすための珠逆鱗(ダイドラグーンが威力140になる)。
ほとんどの対面において不利をとらず、またダイマックス同士の打ち合いにも強いポケモン。
ダイマで場を荒らした後、呪いを打って自主退場する。
②ミミッキュ@ラムのみ ばけのかわ
実数値 132-244-100-×ー125-162(ようき)
かげうち じゃれつく のろい つるぎのまい
・最速AS。確実に呪いを撒く役。ドラパルト、エルフーンとタイプが被っていて使い勝手は悪かった。単体での選出はないに等しかった。
③エルフーン@たべのこし いたずらごころ
実数値 165-×ー150-97-98-136(ずぶとい)
やぢりぎのたね みがわり まもる アンコール
・食べ残しの最大回復量と身代わりの最大効率を考慮した16n+1。
物理特化だが、不一致特殊なら大体耐える。
呪いリレーの最後の一コマで、上から身代わり連打してるだけで勝てる。それ以外にも、アンコールを搭載することでダイマックスが切れたあとのポケモンをカモってやどみがで詰ませることができる。
④ルカリオ@きあいのタスキ ふくつのこころ
実数値 145-162-91-×ー90-156(ようき)
・最速AS。
基本選出のドラパルトが重いトゲキッス+カビゴンをはじめとしたフェアリー+ノーマルの並びに強い補完枠。タスキ+先制技は実際優秀でドリュウズをはじめとした他の一般的なタスキ枠にも強いのが魅力。エースバーンに勝てないのでs7で解雇された。
⑤ヒートロトム@こだわりスカーフ ふゆう
実数値 126-×-127-157-127-151(おくびょう)
・最速CS。
アーマーガア、ナットレイ等の鋼、ドヒドイデ等の水に強い補完枠。スカーフの使い勝手はよかったが、火力も耐久も足りないので結果は微妙。最末期に苦し紛れで入れたのでそこまで活躍はなかった。
⑥ラプラス@じゃくてんほけん シェルアーマー(キョダイ個体)
実数値 205-×ー131-150-115-82(ひかえめ)
・ミラーや同速である60族に確実に上をとりたかったのでsに12振り、のこりBC。
弱保+センリツは雑に強かった。
少しでもドラパのダイマックスで詰められない感じたらラプラスでダイマをしていた。試合の序盤に零度を打って勝った試合と外して負けた試合は五分五分。
ドラパルトやエルフーン等こちらは勝てない相手には絶対に勝てないという連中ばかりだったので零度は積極的に打っていた。
使用感
呪いリレーの使用感は悪くなかった。高い詰ませ性能のおかげで5桁後半の試合では負けることがほとんど無かった。
順位が上の方にいくとやはりケアがしっかりされており、初手ダイマックスが決まらない展開が多くなっていた。
初手ダイマックスが決まらない=ほぼ負けであったので勝ちと負けがはっきりした試合がほとんど。
エルフーンのアンコールが読まれないおかげで拾えた勝ちは数知れない。
【s7使用構築】呪い積みサイクル
①ドラパルト@ラムのみ
性格、調整等s6使用個体と同じ
・積みアタッカーに変更。後述するガオガエンが作った起点をもとに積み、ダイマックスして全てを破壊する。ダイマックスをするだけでは絶対に勝てないリベロエースバーンに対しては、竜舞を一回積むことで解決した。一回舞うだけで充分な圧力をかけることができ、また欠伸や鬼火持ちに対してもラムを持つことで強気な行動をとることができた。呪いを引き続き採用することでエルフーンを交えた詰ませ性能は相変わらず。
②エルフーン
全てs6使用個体と同じ
③ガオガエン@フィラのみ いかく
実数値 202-135-142-100-122-67(のんき)(s個体値20)
・HB特化残りD。挑発+捨て台詞でほとんどのポケモンを機能不全に追い込み、積みアタッカーに繋ぐ。
リベロエースバーンへの回答であり、本構築のMVP。こちらのドラパが退場した後のエルフーンを狩りにやってくるすり抜けドラパルトに対して強いのも魅力。嫉妬の炎は相手の積みや初手ダイマックスを躊躇させるのに役だった。火力は低い。sはもっと下げた方が良い。
④ドリュウズ@きあいのタスキ かたやぶり
実数値 185-187-81-×ー85-154(ようき)
・電気の一環切り、ストリンダーやマジガピクシーへのケア用。ラプラスやタスキ向けにステロを搭載したが、受けループに向けてドリルを持たせたほうがよかったかもしれない。
⑤ドヒドイデ@くろいヘドロ さいせいりょく
実数値 157-×ー184-73-201-55(おだやか)
ねっとう どくどく トーチカ じこさいせい
・最速ASドリュウズの地震耐え、残りD(ロトムのメガネ10万を耐えるくらい)。アシレーヌやキッス等への特殊受け。
熱湯による火傷→積み展開、毒毒→エルフーンの詰ませといった基本選出とのシナジーもよかった。身代わり持ちに何もできないなど、こいつを盲信したが故に先に展開されて負け、という場面が多かった。アシレーヌ対策は永遠の課題。
⑥スピンロトム@オボンのみ ふゆう
実数値 157-×ー136-157-128-112(ひかえめ)
・H極振り、s1↑で最速100族抜き。s2くらいに使っていた調整をそのまま使っていたので細かい耐久調整は忘れてしまった。1ジェットで最速エースバーン抜きぐらいにした方が良いかもしれない。流行のエースバーンに強いことで流行っているファントム。ぶっちゃけ強かった。キッスやアシレーヌ等のドラパに強い連中に強いのはもちろん、エルフーンで相手できないゴリランダーをはじめとした草に強いのも魅力。ドラパと並んで2大積みアタッカーとしてよく機能してくれた。
基本選出と使用感
ガオガエン+ドラパルトorスピンロトムが基本選出。挑発+捨て台詞で起点を作って積みエースに繋いで舞ってダイマする。
ラス1は
⑴呪いリレー、やどみがループが刺さるならエルフーン(これがほとんど)。ガオガエンがほとんどの場合生き残るので、積みアタッカーがダイマックスするときには数的有利ができている。これによりエルフーンによるTODが決まりやすい状況が多かった。
⑵ラプラスなど積みエースが苦手な氷が見えている場合はドヒドイデを選出。ヒトデで壁ターンを削って積みエースに繋ぐ。一定数いた身代わり持ちに何もできなかった。
⑶ドヒドイデやピクシー、ストリンダーが見えている場合はドリュウズを選出。ステロを撒きたいときは初手、それ以外はラストのスイーパー採用。
使用感は悪くなかった。ドヒドイデの枠を改善して身代わり+積み構築に厚くできなかったのが課題。数は減っていたもののタチフサグマやウォーグル等のまけんき達はめちゃくちゃ重かった。積み展開やドヒドイデによる受け展開に不慣れでプレミを連発していた割にはよく勝てていたので環境にはそこそこ刺さっていたと思われる。
以下、敬体
ここまで見ていただきありがとうございました。
結果としては
s6 16000位くらい
s7 4300位くらい
と自己ベストを更新し続けることができたので成長を感じている今日この頃です。バイト終わりにする配信もちょくちょく見ていただいているようで楽しい日々を過ごさせてもらっています。もっと発信を続けられたらと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします。
それでは!